2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧
カブトムシの幼虫(トム)の様子がおかしい。 ここ2、3日ずっと、地中から出てきて潜らないのだ。 これは良くない。 というわけで検索する。 やはり同じようななやみを抱えているひとは多いらしい。 カブトムシが地中からでてくる可能性はいくつかあった。…
愛しのフェリクス・ホフマン!! おおかみと七ひきのこやぎ (世界傑作絵本シリーズ) 作者:グリム 発売日: 1967/04/01 メディア: 大型本 幼いころ、家の近くの病院にこの絵本はありました。 風邪をひくといつも連れてこられていた病院。 一時間に一回、ゴーン…
暑くなってくるとすずしげな物語の本を読むことが多くなる。 海辺の町や村に住む少年のはなしやら、海賊のはなしやら、夜に抜け出して世界のひみつなんかをのぞきに行くようなはなし。 暑さから逃げるように、僕はその物語の中へ逃げ込むのだ。 この『川の少…
今日はおおきな神社のとなりにある家の木々の剪定を行った。 五月の心地よい風が吹く、すごしやすい日だった。働きやすい日だった。 神社のセンダンの木が風に揺れている。 むらさきの花がサワサワと鳴る。 クスノキが影を落とす。 その下で目を閉じていれば…
ただただねむりたくなる夜があります。 なぜだかつかれてしまって、世界の終わりでも待つような気持ちになる夜が。 そのくせ、ねむっているうちになんだかいいことがありますようになんて、思ってしまう夜が。 つまるところ、憂鬱がそんなきもちにさせるので…
風が強く吹いた日でした。 びゅおーん、ぐおーん、と、風はうなりを上げて、草むしりをしている僕等のそばを通り過ぎていきました。 「うおおおおおーい! かぜくん! ねえかぜくん! もうやめて! 本当にやめて!!!」 風は僕が必死に集めた刈葉の軽い部分…
一時期、本屋さんでアルバイトをしていたことがありました。 地元でもそれなりにおおきな本屋さんだったので、老若男女問わず、さまざまなお客さんがやってきて、書籍の需要などが知れておもしろかったです。 「わぁ、ものすごく派手なおねぇさんだ。メイク…
ムクドリが実にかわいい。 彼等は我々人間が草むしりに勤しんでいると、スズメ、ハト、カラスなどと飛んでくる。 とくにいっしょにいるのはスズメだ。 気づくとピョンピョン飛び回って、互いに邪魔することなく、いっしょに地面をつついている。 なかよしな…
旅に出ましょう。知らないところへ。知ってるところへ。 僕の家は電車の線路から近く、なかなかにしずかな住宅街なので、電車の通る時間になると、ガタゴト、ガタゴトと音が聞こえて、電車が遠ざかっていくのを感じることが出来ます。 その音を聴きながら、…
昨日、ついにカブトムシの幼虫ちゃんのために土を買ってきて入れ替えた。 なにはなくとも、一も二もなく、エニウェイ的に高さが必要なのだ、高さが。 お分かりいただけますか皆様、さなぎになるとき、なぜかこのカブトムシといういきものたちは縦になって蛹…
日が暮れて手持ち無沙汰で缶チューハイを片手に庭に出ると、気が付くと夏みかんの木に花が咲いていた。 なぜだか朝から憂鬱で何もする気が起きず、目が覚めてもベッドから出ずにうだうだとため息の出そうなことばかり考えては夢の中に戻るのを繰り返していた…
雨の日、好きですか? 今日、僕が住む町は雨でした。 なかなかに強い雨で、造園工として基本的に外で働いている僕は、とうとう雨合羽と長靴を履いて草むしり。 今は見習いなので、刈られた草を集めるのが主な仕事です。 草の刈られた箇所には、スズメやハト…
近所の工具店で、ペット用品を500円以上購入すると、カブトムシの幼虫をプレゼントするというキャンペーンを行っており 「カブトムシの幼虫、ほちい」 と、僕はそそくさと犬用のおかしを500円分選び、無事幼虫をいただいた。 連れて帰ると、兄が「メス…
絵本は爆発だ! いきなりで恐縮なのですが、率直に言って、僕は「大人へ向けた絵本」がきらいです。 絵本とは子どもが楽しむべきもので、最初から大人へ向けた、あるいは子どものことをないがしろにした絵本というのは、読むと首をかしげてしまいます。 この…
あくたれ? チンピラ? 腹が立つけどニクメナイ猫の物語 絵本とは実に多種多様でおもしろいものであります。 絵本ビギナーの僕は読めば読むほどに、それを実感していました。 しかし、それと同時に、すこしばかりモヤモヤとしたものが心に溜まり始めていまし…
早い。 早すぎる。 なんという早さであろうか。 休みになったと思ったらもう明日から仕事である。 また庭園工の見習いとして草をかき集める生活に戻らなければならない。 しかしながら働くしかない。 働くことが自由への道なのである。 働いて、働いて、本読…
アンガスとあひる すべての愛犬家に捧げる絵本シリーズ・その1です。 そしてまさにその筆頭の作品であります。 『アンガスとあひる』 作・絵 マージョリー・フラック 訳者 瀬田貞二 福音館書店 とにかく主人公のスコッチテリア、こいぬのアンガスがかわいい…
「絵本をもっと読んでみたいなぁ」 僕がそう思ったのは、二年ほど前のことでした。 もともとNHK教育放送のような人形劇、クレイアニメ、むかしばなしなどが好きでした。 「もっともっとこのような世界を知りたい!」 僕はフガフガと本屋さんへ突撃しました。…
このブログは、私ささのはが日頃思ったこと、読んだ本、観た映画、聴いた音楽の感想、また、従事している庭園工という仕事での悪戦苦闘の日々を綴ってまいります。楽しんでいけるよう、また、こちらも楽しめるよう続けていきたいと思っておりますので、どう…