カブトムシの幼虫ちゃん2
昨日、ついにカブトムシの幼虫ちゃんのために土を買ってきて入れ替えた。
なにはなくとも、一も二もなく、エニウェイ的に高さが必要なのだ、高さが。
お分かりいただけますか皆様、さなぎになるとき、なぜかこのカブトムシといういきものたちは縦になって蛹室(ようしつ)というものを作るため、広さより高さが重要になってくるわけですよ。
というわけで、タライに買ってきたカブトムシ用の土をぶちまけ、買ってきた霧吹きで水を「これでもか、これでもか」とかけた。
目安は素手でにぎって、触るとほぐれるくらい。
僕は片手で持ち上げて握ってみる。触ってみる。
うーむ……
わッかんねぇ!
そもそも最初から湿り気があって、握ったらそれなりに固まるのだ。
仕方なく、霧吹き霧吹き、もうここらでよかろう、と湿りきったところで虫かごに入れていく(握ったときに水が滴ったらだめとのこと)。
カブトムシの幼虫ちゃんも敷き詰め終わった上に置く。
そうしたらこの子たちは勝手にもぐっていくとのこと。
おっ、もぞもぞしだした。
あっっ、もぐりだした!
よしよし、これで万全。
なんだよちくしょう。かわいいじゃねえかよ。
ちなみにごはんは、この土に含まれた枯葉をもぐもぐと食らうらしい。
そしてうんちがしたくなったら、一旦地上に出てきてプリプリっとやっちゃってまた戻る。
えっ、なにその動き。
ふしぎだ。
やっぱり「土の中でやったらきたないよネ。モテないよネそんなことしたら」なんて思っているのかしらん。
しかしそのあいだに鳥とかに食われちゃったらどうするんだ。
うんちが身近にある > 鳥に食われてしまうリスク
ということか。
僕ら人間には理解できないところであるな。
まぁとにかく早くさなぎになったところが見たいものだ。
幼いころはよく父親とつかまえに行っていたが、そうなるともちろん成虫ばかりだったものな。
幼虫から育てるなんて手間だし、その分大人になったなぁ、などとおもってしまう。
調べたところ、五月あたりからさなぎになっていくらしい。
つまりもうすぐだ。
なっちゃえなっちゃえ。
雄々しくたくましくなっちゃえよ。
でも、メスだとしてもかまわないよ。
それでもぼくは愛しぬくよ。
しかし土は待たせてしまったね。ごめんねうふふ。
最初はちゃんと育ててあげられるか不安だったが(今も不安だが)、やはりふしぎと愛着が湧くものである。
ちゃんと育ててあげてぇ。
日の光のもとに出してあげてぇ。
勇ましい姿にしてあげてぇ。
カブトムシの幼虫ちゃん、お父ちゃんがんばるけんね!!
あ、名前はトムにしよう。
カブトムシだから。
真ん中のトムを取って。
トム。