『ぐぎがさんとふへほさん』
『ぐぎがさんとふへほさん』
岸田衿子・作
にしむらあつこ・絵
福音館
タイトルからしてナンセンス。
本を開くと、やはりやはりのナンセンス。
まず、ぐぎがさんは家の玄関のドアを押すと、ドアはぐぎがさんの形に穴が空く。
ふへほさんはおなかがすくと宙に浮いてしまうクセがある。
うーむ、ナンセンスである。
とんでもないふたりだ。
釣りをすれば、ぐぎがさんは大きなブルドーザーを釣り上げる。
ふへほさんはふにゃふにゃの空気の抜けたゴムボート。
ぬぬぬ。よくわからない。
よくわからないけど……。
楽しければなんだっていいのだ!
文は岸田衿子さん、絵はにしむらあつこさん。
岸田衿子さんのナンセンス絵本はめずらしい気がする。
『かばくん』おもしろかったなぁ。