カブトムシの幼虫ちゃん3
カブトムシの幼虫(トム)の様子がおかしい。
ここ2、3日ずっと、地中から出てきて潜らないのだ。
これは良くない。
というわけで検索する。
やはり同じようななやみを抱えているひとは多いらしい。
カブトムシが地中からでてくる可能性はいくつかあった。
- うんち
- 土の状態がわるい
- 多頭飼いしすぎ
- 病気
などである。
1のうんちは前にも述べた。
幼虫たちは、うんちはお外で行うのだ。
四六時中うんちタイムなわけはない。これはちがう。
2の土の状態がわるい。
これがいちばん近い気がする。
と、いっても4月に入って土も変えているし、2週間ほどを目安に土を変えるらしいが、たしか一週間ほどまえに変えた。
さなぎになるために高さが足りないのか? とペットボトルにも移し替えたがダメ。
うーーーーーん。
3はそもそも一匹飼い。
4は、うーーーーーーーむ。そんなのわからないぞ。
とにもかくにも土をまた変えてみた。
虫かごに戻し、霧吹きでしっかり水をかけた。
これでだめだったら、ペットショップにでも行ってみよう思う……。
トム……。
カブトムシの幼虫ちゃん2
昨日、ついにカブトムシの幼虫ちゃんのために土を買ってきて入れ替えた。
なにはなくとも、一も二もなく、エニウェイ的に高さが必要なのだ、高さが。
お分かりいただけますか皆様、さなぎになるとき、なぜかこのカブトムシといういきものたちは縦になって蛹室(ようしつ)というものを作るため、広さより高さが重要になってくるわけですよ。
というわけで、タライに買ってきたカブトムシ用の土をぶちまけ、買ってきた霧吹きで水を「これでもか、これでもか」とかけた。
目安は素手でにぎって、触るとほぐれるくらい。
僕は片手で持ち上げて握ってみる。触ってみる。
うーむ……
わッかんねぇ!
そもそも最初から湿り気があって、握ったらそれなりに固まるのだ。
仕方なく、霧吹き霧吹き、もうここらでよかろう、と湿りきったところで虫かごに入れていく(握ったときに水が滴ったらだめとのこと)。
カブトムシの幼虫ちゃんも敷き詰め終わった上に置く。
そうしたらこの子たちは勝手にもぐっていくとのこと。
おっ、もぞもぞしだした。
あっっ、もぐりだした!
よしよし、これで万全。
なんだよちくしょう。かわいいじゃねえかよ。
ちなみにごはんは、この土に含まれた枯葉をもぐもぐと食らうらしい。
そしてうんちがしたくなったら、一旦地上に出てきてプリプリっとやっちゃってまた戻る。
えっ、なにその動き。
ふしぎだ。
やっぱり「土の中でやったらきたないよネ。モテないよネそんなことしたら」なんて思っているのかしらん。
しかしそのあいだに鳥とかに食われちゃったらどうするんだ。
うんちが身近にある > 鳥に食われてしまうリスク
ということか。
僕ら人間には理解できないところであるな。
まぁとにかく早くさなぎになったところが見たいものだ。
幼いころはよく父親とつかまえに行っていたが、そうなるともちろん成虫ばかりだったものな。
幼虫から育てるなんて手間だし、その分大人になったなぁ、などとおもってしまう。
調べたところ、五月あたりからさなぎになっていくらしい。
つまりもうすぐだ。
なっちゃえなっちゃえ。
雄々しくたくましくなっちゃえよ。
でも、メスだとしてもかまわないよ。
それでもぼくは愛しぬくよ。
しかし土は待たせてしまったね。ごめんねうふふ。
最初はちゃんと育ててあげられるか不安だったが(今も不安だが)、やはりふしぎと愛着が湧くものである。
ちゃんと育ててあげてぇ。
日の光のもとに出してあげてぇ。
勇ましい姿にしてあげてぇ。
カブトムシの幼虫ちゃん、お父ちゃんがんばるけんね!!
あ、名前はトムにしよう。
カブトムシだから。
真ん中のトムを取って。
トム。
カブトムシの幼虫ちゃん
近所の工具店で、ペット用品を500円以上購入すると、カブトムシの幼虫をプレゼントするというキャンペーンを行っており
「カブトムシの幼虫、ほちい」
と、僕はそそくさと犬用のおかしを500円分選び、無事幼虫をいただいた。
連れて帰ると、兄が「メスだったりして」と笑った。
幼虫に罪はないが、それだったら少しいやである。
写真を載せようと思ったが、それだけのために土からほじくりだして照明の下にさらけ出すのも忍びない。
調べるに、さなぎになるためには広さより土の高さが重要らしい。
今は虫かごに五センチほど土を敷いている状態なので、新たに土を購入してきて、深みのある容器に住処を作りなおすことにする。
その際に写真を撮ろうと思う。
カブトムシの幼虫とは、なかなかにたくましい体をしている。
せいぜい面倒を見て、夏を越せるようにしてあげたい。