『キリンのセラフィナ』
気付いたら二週間投稿をしていませんでした。
ううむ、やはり怠けたらいけませんね。
とにかく小さな文章でも書こうと腕を組み、ほぞを固めました。
この二週間の間に僕の住む町は梅雨に入りました。
土砂降りの日があったと思えば、もう夏になったかのような日照りの日もあります。
どちらにせよ、外仕事からすれば地獄。
休みを心待ちにして毎日を送っていました。
そしてお休みになれば、もちろん図書館へ。
今回も出会えました、面白い絵本に。
気付けました、絵本の魅力に。
『キリンのセラフィナ』
作:ロラン・ド・ブリュノフ
訳:石津ちひろ
出版社:BL出版
大名作です!
作者、ロラン・ド・ブリュノフの作品は『アナトールさんのロバ』を読んだことがあったのですが、その際は「フランスっぽいおしゃれな絵を描く人だなぁ」という、分かっているのか分かっていないのかといったような感想しか抱かなかったのですが、この作品は実にすばらしかったです。
まず、一目見た色合いがすばらしいのです。
実にかわいらしい。そうして楽しそうなこと。
物語は、キリンのセラフィナが、いなかのおばあちゃんのところを訪ねる、というものなのですが、おばあちゃんの家の近くにはいろんな動物の友だちがたくさんいて、遊んだり、車に乗ったり、ケガをするものもいたり。
実に独立した世界観のなかで、キャラクターたちが楽しそうにはしゃぎまわります。
そしておばあちゃんキリンがもうすぐ誕生日だということで、セラフィナたちはパーティーの準備を始めます。
さぁ、セラフィナたちはしっかりお祝いの準備をして、無事にパーティーを開くことができるのでしょうか。
また、この絵本は友だちがたくさん出てきていっしょに遊んで助け合います。
きっとこれを読んだ子どもたちは友だちと遊びたくなって、また、その友だちを大切にしようと思うはずです。
なぜなら三十路の僕も、これを読んで友だちに会いたくなったくらいなのです!
おすすめです。ぜひどうぞ!
それでは!